★うつ抜け日記001★

★うつ抜け日記001★


はじめて心療内科を受診してから1週間、毎日主人とたくさん話をしました。結婚してから22年。こんなに話したのは何年ぶりだったのか。子どもが生まれてからは、すれ違いだったような気もしました。まともな話は出来なかったように思うけれど。


夕方、仕事を終えて心療内科の再診へ。

予約していたけれど、やはり激混みのため、診察は21時になりました。死ぬか仕事を辞めるか、という思考から抜け出せない中でした。


その日、心療内科の先生から「一時休む」という第三の選択肢をいただき、ホッとしたのを覚えています。


「一時休む」


本当にホッとしました。涙が出てきて胸が熱くなりました。そんな道があるなんて。


「死ぬか、仕事を辞めるか」


それしかないと思っていたから。本当にホッとしたのです。それ以上のことは、考えられなかったのです。ただ明日も生きられる。私は、死にたいのではなかったのだと思います。死ぬか、仕事を辞めるか、その二択しか思いつかない自分がいただけだったのです。


でも、そんなことはないのだと思います。

道が二択しかないなんてことは、ないのだと思います。


「死ぬか、仕事を辞めるか。その二択しか見えない、考えられない」…うつ状態の時は、多角的に物事を見たり考えたり出来なくなる。うつ状態の怖いところだと、今は思います。けれど、この時はそれしか考えられなかったのです。


悲しいけれど、辛いけれど、こんな時は休んでいいのだと思います。いや、休むべきだと思います。休まなければ、私はきっと死んでいたとも思います。


いっとき立ち止まる。


それが必要なときがあるのだと思います。いろいろ考える以前に、心と身体を休めなければ、次に進めないのだと思います。


でも、そんなことすら判断出来ない状態。

それが、うつ状態なのかもしれませんね。


でも、大丈夫。

今はゆっくり心と身体を休めてください。

その先に次のステップがありますから。