★うつ抜け日記012★
★うつ抜け日記012★
2019年10月のこと。
自分では、前向きに穏やかに過ごせていると感じていた。
多少、課題のある職場だが、どこでも何かしら課題はあるだろう。
ただ、自分が副担当をしている業務については、課題が大きいと感じていた。
詳しくは伏せるが、あまりに目に余る行為だったので、声をかけたらキレられてしまった。
今思えば、驚くより呆れてしまうけれど、やはり、ショックを受けてしまった。
でも、自分なりに、状況を踏まえて上司に報告した。上司からは、信じられない言葉が返ってきたけれど。
「○○さんには、△△業務は外れてもらいます。××さんは、来年異動すると聞いていますから。」
問題は先送りされただけだった。
もちろん、職場外のお客様にご迷惑にならないよう、フォローはしていたけれど。
△△業務以外の業務は支援を続けたけれど、次第に業務比率が変わっていった。つまり、私8割、彼1割、その他の若手1割に。
若手は、他にも業務を抱えていたから、仕方ない。
彼は、ほかに業務を受けもっていないから、暇そう。「助かる」などと言っている。
幸い、私も他の業務の繁忙は終えていたため、無理すれば出来ないことはなかった。
また、キレられることを考えたら、やってあげた方が、自分が我慢すればいいのかもしれない、そう思っていた。
違う、違うんだ。そうじゃないんだ。でも、来年には異動すると言っていた。それまでの我慢だ。
次の春、彼は4月以降も同じ席にいた。
ま、いいや。
私は、その業務の副担当から外れた。しかし、新しく異動してきた40代男子に、仕事を教えるように言われた。一か月経っても覚えない。二か月が経とうとしていた。おかしい。
正担当の彼はやらないし、新しい男子もやらない。でも目の前に仕事が来る。
ある時、新しい男子に言われた。
「自分は副担当かもしれないけれど、別の業務の正担当。そっちを完璧にやりたい。やれやれと言われても困る。」
いやいや、私、担当じゃないのに、二か月面倒見たよね。何を言っているのだろう。この人たちは。
ようやく上司に相談した。
信じた私がバカだった。
いつもそうだ。私が悪いんだ。
余計なことをしたんだ。たぶん。
良かったのは、二か月のやりとりをペーパーにして、上司に報告したこと。
私はこの業務から正式に手を引いた。
本当なら4月から担当ではなかったのだけれど。
とりあえず、記録の意味も込めて日記にしているので書いておこう。
書いていると、思い出して嫌だな、と思うこともあるけれど、違う見方も出来ると思う。
あの時、何か自分はおかしかったのかもしれない、と客観的に見ることにつながると思う。
今ならこうするかな、とか。
ああすれば良かったな、とか。
次につながるようなものが、一つでもあればいいかな、と今は思う。
少し前に進めた日もあるし、後退する日もある。
まあ、それでもいいか、と思うと気持ちが楽になる、ような気がする。
いいよ。今はそれでいいんだよ。
今はそれで生きていくことにするね。